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ヒアルロン酸の歴史と特徴
ヒアルロン酸の歴史
ヒアルロン酸は1934年に 牛の硝子体から発見されました。海外では目の手術の補助剤やイヌの関節の傷の治療、馬の外傷性関節炎の治療に早くから使われていましたが、日本では1987年 「変形性膝関節症」の治療薬としてヒアルロン酸製剤発売され、2年後の1989年 肩関節周囲炎の適応が追加され、2005年 慢性関節リウマチにおける膝関節痛の適応が追加されました。
ヒアルロン酸は、脳、血管、心臓、へその緒、卵巣・精液、目、皮膚、関節など、私たちの体の中のいたるところに存在しています。存在している部位によってヒアルロン酸の濃度はそれぞれ違っており、へその緒、関節液、皮膚、目などは、濃度の高いヒアルロン酸が多く存在しています。
ヒアルロン酸の特徴
ヒアルロン酸は、無色透明でにおいはありません。ヒアルロン酸の特徴は、すぐれた保水力、粘性(ねばりけ)と弾性(元に戻ろうとする性質)です。ヒアルロン酸は、1グラムで6リットルの水を保持するといわれるほど、大変優れた保水力をもっており、私達の体の中では、細胞の間で水を保持し、細胞に適度な潤いを与えています。
また、ヒアルロン酸の粘度は、濃度や分子量(一つ一つのヒアルロン酸の長さ)によって違っており、濃度が高くて分子量が大きいヒアルロン酸は、ジェルのようにドロっとしているのが特徴です。